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2025年3月21日

活動報告

第二十六回「はたらく人の創造性コンソーシアム」

創造性コンソーシアムの今後の活動計画

第二十六回「はたらく人の創造性コンソーシアム」が2月7日、ITOKIのショールーム兼本社オフィス「ITOKI DESIGN HOUSE(旧ITOKI TOKYO XORK)」(東京都中央区)で開催された。現地・リモートのハイブリッド方式で、コンソーシアム事務局(リコー経済社会研究所・田中美絵主任研究員)が創造性コンソーシアムの今後の活動計画について報告した。また、コンソーシアムのアドバイザーである一橋大学・永山晋准教授が「創造性という概念をどのように社会に浸透させていくか」について講演した。(永山准教授の講演内容は別記事で紹介予定)

 

会合後には現地参加者が、会場の「ITOKI DESIGN HOUSE」を見学した。

 

〔事務局報告要旨〕

 

●2023年1月に発足したコンソーシアムの活動は3年目に入った。2年目までは、参画企業間で創造性に関する議論や各社の事例共有などを通じて理解を深め、プログレスレポートを発行するなどの活動をしてきた。
●3年目の今年はコンソーシアム外部への情報発信力強化を念頭に置き、創造性向上に興味がある企業へ役立つ情報を発信する。具体的には「プロモーション」「会合での情報意見交換」「共同実験」を活動の中心に据える。

 

 

【プロモーション】

①コンソーシアムホームページの拡充
・これまで掲載してきた会合記録に加え、参加企業による創造性に関するコラムの寄稿、創造性の理解を手助けする情報を簡潔にまとめたQuick Takeなどのコンテンツを拡充予定。
・創造性を高めたい企業がポータルとして利用できるホームページを目指す。

 

②「働く人の創造性レポート」の作成
・従業員の創造性向上を目指す企業、マネジャーが、創造性に関するガイドブックとして活用できるレポートを発行予定。
・創造性の定義やコンソーシアムが提言した創造性支援フレームワーク(下図、詳細はプログレスレポート p.6)に加え、従業員の創造性向上が組織にもたらす影響を示すフロー図、自社の創造性レベル測定のためのチェックリストなどの情報掲載を検討中。

 

創造性支援フレームワーク

 

・創造性レポート発行にあたり参考にしたいのが、2015年に発行された「健康経営オフィスレポート」(注)。同レポートでは従業員の健康が企業にもたらす価値が説かれ、今では一般的となった「企業の健康経営」という概念普及の足掛かりとなった。
・同レポートは客観性の高い学術研究結果に基づく一方で、豊富な実例紹介、気軽に試すことができる自社診断などのコンテンツを交えることで、一般社会人でも親しみやすいレポートデザインとなっている。
・創造性レポートも、創造性という概念を企業に根付かせる足掛かりとなることを目指している以上、同レポートから学べることは多いと考える。

 

(注)「健康経営オフィスレポート」とは―企業の健康経営の質を評価する取り組みの一つとして、オフィス環境づくりから従業員の健康保持・増進やパフォーマンス向上等に取り組む「健康経営オフィス」の概念を構築するため、2015年度の経済産業省委託事業として「健康経営オフィス普及啓発委員会」により発行された。また、同委員の事務局を創造性コンソーシアム会員のITOKIが務めた。

 

【情報意見交換】

③創造性に関する勉強会、情報意見交換会の実施
・これまで同様、各業界の創造性に関わる有識者を招き講演依頼するなど、コンソーシアム内での創造性に関する知識のアップデートを引き続き行っていく。
・講演内容のレポートなどはHP上のNEWSで報告の予定。

 

【共同実験】

④創造性支援の共同実験実施
・コンソーシアム会員で有志を募り、創造性支援共同実験プロジェクトを進める。
・現在、「創造性を支援する空間に関する研究」「創造性への意識を向上させるための教育に関する研究」の2プロジェクトが進行中。
・外部の有識者との連携も視野に入れ、コンソーシアム発の研究成果を示せるよう活動を続ける。

 

<見学会>

 

◆ITOKI DESIGN HOUSE(旧ITOKI TOKYO XORK)
報告会終了後、会場の「ITOKI DESIGN HOUSE」を見学。ショールームでありながら、実際に社員の働く姿を間近で見学できるオフィスだ。新しい働き方とそれを実現するためのオフィスとしてデザインされ、社員自ら新しい働き方を実践しながらお客さまにご提案する最前線の空間。新たな技術や製品、そして働き方を一度に体験できる貴重な場だ。
コンセプトに共感する企業や個人は、一度同オフィスを訪れてみてはいかがだろうか。(詳しくは上記リンクへアクセス)

 

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