2026年9月14日
活動報告
はたらく人の創造性コンソーシアムは8月4日、日本電気株式会社(NEC)とのコラボレーション企画「はたらく人の創造性を育む交流会」を「NEC Innovation Park(神奈川県川崎市)」で開催した。NECは「知の探究と探索」を目的とした年間プログラムを展開しており、今回の交流会はそのひとつ。創造性に対する認識を見直し、新たな気づきを得る機会とすることを目的に開催された。当日は、当コンソーシアムの紹介に続き、参加企業の研究成果の共有、創造性をテーマにした対話セッションの3部構成で実施した。
共創を促す空間づくりに触れる
会場の「NEC Innovation Park」は今年4月にオープン。研究者や開発エンジニア、新規事業開発人材が集うイノベーション創出拠点となっている。交流会に先立ち、コンソーシアム参加者は共創を促す空間づくりの実例として見学し、さまざまな空間設計や仕掛けに触れ、それぞれが自社での取り組みを考えるきっかけとなった。

働く環境とエンゲージメントに関する研究成果を共有
交流会で株式会社ザイマックス総研の石崎真弓氏より共有されたのは、「人的資本を高めるワークプレイス戦略」をテーマとした研究成果。働く人が職場でどのような体験を得ているかという「ワークプレイス・エクスペリエンス」に着目し、その向上が従業員エンゲージメントと関係していることが紹介された。また、働く場所の選択肢やオフィスの活用方法が働く人の体験価値に影響を与えることも示され、業務や働く人のニーズの変化に合わせて継続的に働く環境を見直していくことの重要性が共有された。
「越境学習」と「余白」をテーマとした対話セッション
対話セッションは、NTTアーバンソリューションズ株式会社の和田寛規氏、当コンソーシアム事務局の河内康高がファシリテーターを務め、「はたらく人の創造性リーフレット」で紹介している創造性発揮につながる重要アクションの中から、「越境学習」と「余白」の二つをテーマとして取り上げた。
一つ目のテーマ「越境学習」では、参加者それぞれが仕事や日常生活の中で得た「専門外だけれど役に立った知識や経験」について共有。音楽バンド活動での経験や、パパ友・ママ友を通じた交流など、一見仕事とは直接関係のない経験から新たな気づきにつながった事例が紹介された。
テーマ二つ目の「余白」では、「余白時間ができたら、創造性を発揮するために何をしたいか」という問いをもとに意見交換を行った。参加者からは「仕事から一度離れる」「買い物に行く」「あえて何も考えない」など、さまざまな過ごし方や考え方が共有された。
今回は、企業の枠を超えた対話セッションを通じて異業種・異職種の参加者同士が経験や考えを共有し、自分にはない発想や価値観に触れながら交流を深めた。

交流会にはオンラインで200名を超える方々が参加した。研究開発や新規事業開発などに携わるNEC社員も多数参加し、創造性を発揮するための行動や環境について理解を深めた。また、現地では26名が対話セッションに参加した。
イベント終了後のアンケートでは、82%が「とても満足」「満足」と回答。参加者からは、「他社の取り組みを知ることができた」「新たな視点を得られた」といった声も寄せられており、企業や職種の枠を超えて創造性について考え、それを高めるための具体的なアクションを考える機会となった。
はたらく人の創造性コンソーシアムは、今後も企業や組織の枠を越えた交流の機会づくりや、研究成果の発信・共有を通じて、働く人一人ひとりが創造性を発揮しやすい環境づくりに取り組んでいく。
